
健康保険が適用されず、治療費を全額お支払いいただく診療が「自費診療」あるいは「自由診療」と呼ばれるものです。その分、費用はかかってしまいますが、現在の保険制度の規定により、保険適用されない多くの治療に関し、患者様の希望等に応じて、「自由」に行うことが可能になります。
にんにく注射
「にんにく注射」と呼ばれるものの主な成分は、「ビタミンB1誘導体フルスルチアミン」です。注射をする際に、にんにくのような匂いがすることから、このような名がついています。にんにく注射は、日常生活で不足しがちなビタミンB群を補うことで、早い疲労回復を目指すものです。
人が摂取した糖質からエネルギーを作り出す際に、ビタミンB1が重要な役割を果たしています。さらにビタミンB1が不足すると、疲労物質である乳酸の分解も進まなくなり、疲労が回復しにくく、だるさが続いてしまいます。注射されたビタミンB1誘導体は、全身に行き渡り、糖質を分解して、エネルギーへの変換を促します。同時に血行も良くなり、新陳代謝が高まります。さらに蓄積された疲労の原因である乳酸も分解し、エネルギーに変える働きもあります。
これらの働きにより、疲労回復に即効性があるだけでなく、以下のような方の症状改善にも効果的とされています。
- 慢性的な疲労に悩まされている方
- いち早く疲労回復したい方
- 全身にだるさがある方
- 肩こり、腰痛などを改善したい方
- ストレスが強いと感じている方
- 病後などで早く体力を回復したい方
- 冷え性の方
- 風邪をひきやすい方
- 筋肉痛や神経通を改善したい方
- ニキビや肌荒れ、口内炎などにお悩みの方
- 二日酔いを解消したい方 他
にんにく注射の頻度と副作用
にんにく注射は、定期的に注射を打つのが効果的です。その場合、1~2週間に1回程度が平均的です。また、仕事による疲労度が大きい方、ストレスの多い方、また運動などをしている方は、1週間に2~3回行うと効果的です。
にんにく注射は、成分がビタミン群であり、特に重篤な副作用は認められず、過剰に摂取したとしても、水溶性ですので、尿から排出されるものです。ただし、まれに注射の針を刺した部分が一時的に赤くなったり、硬くなったりする方がいらっしゃいます。しばらくすれば改善されますが、不安がある場合は医師にお申し出ください。
にんにく注射の料金
1回…0000円
ビタミン点滴
ビタミン等のサプリメントを健康や美容のために経口摂取(食べたり飲んだり)されている方は多くいると思いますが、ビタミンCなどは、その多くが尿として排出されてしまうものもあります。その点、注射や点滴の場合は、直接体内に投与するため、非常に効率的であり、即効性もある治療となります。
当クリニックでは、高濃度ビタミンG点滴療法を行っています。これは通常の注射の何倍もの高濃度なビタミンCを、点滴を使って体内に注入する治療法で、体の隅々にビタミンCが届きやすく、高い効果が期待できるものです。
ビタミンCは体内で活性酸素を取り除き、強い抗酸化作用を発揮すると考えられています。それにより、シミやシワなどの美容面での改善効果や、育毛効果、倦怠感の改善などの効果が期待できます。アンチエイジングや、がん予防としても、おすすめの治療法と言われています。
ビタミン点滴の頻度と副作用
ビタミン点滴は、月に1~4回程度が推奨されています。
副作用としては、ビタミンCは正常な細胞にダメージを与えることはなく、非常に安全な治療方法と考えられています。ビタミンC 50g以上の点滴の場合、軽い喉の渇きと血管痛を伴うことがありますが、水分補給と血管痛を和らげる薬剤を点滴に混ぜることで、症状のほとんどが改善されます。
ビタミン点滴の料金
1回…0000円
プラセンタ
プラセンタ注射というと、女性の美容や健康のために有効な治療と知られていますが、実は元々、慢性肝疾患治療や更年期障害などの治療の為に開発されたもので、厚生労働省も認めている医薬品です。
プラセンタは人の胎盤から抽出されたものから作られており、その成分に含まれる成長因子は細胞の新陳代謝、増進・促進を促す働きを持っています。また胎盤には胎児への栄養補給のため、アミノ酸やビタミン、コラーゲン、ヒアルロン酸、酵素などが存在しており、これらは体内の細胞をつくる原料となります。これらが細胞を活性化させるなどして、美肌など美容面の効果につながると考えられています。
この他、期待できる効果としては、女性特有の悩みである更年期障害の諸症状である、のぼせや冷え、肩こり、頭痛、腰痛、疲れやすさ、不眠、イライラ感などの改善があります。また、生理不順、生理痛などへの効果も期待でき、産後に乳汁分泌が少ない患者様の治療にも有効であるとされています。
さらに花粉症や自律神経失調症などにも効果があるといわれており、、体の内側から体調を改善していくことにより、体の外側である美容面でも、美白や保湿、シミ・シワ・たるみの改善などにもつながっていると考えられています。
使用するプラセンタの種類と注射の頻度
種類
プラセンタ注射の薬剤は、徹底した血液検査を行い、C型肝炎やエイズなどの病気を有していないことを確認した胎盤を使用し製剤されます。さらに高圧蒸気減菌を行い、無菌試験及び動物試験を経て、高い安全性が確保されます。現在日本では、「ラエンネック」と「メルスモン」の2製剤がプラセンタ注射として、国に認められています。
当クリニックでは、このうち「メルスモン」の注射剤を使用しています。これは、1956年に承認された医療用医薬品で、国内の、安全なヒト胎盤を原料としたものです。多種のアミノ酸を含有しており、発売以来、重大な副作用はなく、安全に使用できるものです。
注射の頻度
患者様の状況に合わせ、最初の2週間は週に2~3回、1回につき1~2アンプルを、腕に皮下注射または筋肉注射します(1アンプルは薬剤2ml)。その後は効果をみながら、週に1~3回継続していきます。目安としては3カ月~半年ほど継続するのが効果的と考えられています。中断による副作用やリバウンドの心配はなく、また再開することも可能となっています。
プラセンタの副作用
プラセン注射では、まれに発熱、悪寒、悪心、疼痛、発赤等の症状が出現することがあります。ほとんどの症状は1~2日で治まりますが、症状が続いたり、何か不安があったりする場合は、医師にご相談ください。
感染に対する安全性について
プラセンタはヒトの胎盤を使用しているため、ウイルスや細菌などの感染のリスクは全くのゼロではありません。ただし、安全対策はしっかりととられています。胎盤はひとつひとつについてウイルス感染の有無の検査を行い、HBV、HCV、HIVに関して陰性であることを確認、安全な胎盤のみが原料とされます。製剤の最終段階では、高圧蒸気滅菌(121℃で30分間)を行っており、これまで、当クリニックで使用している薬剤によると考えられる、ウイルスや細菌への感染が発生したとの報告はありません。
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に対する安全性について
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)とは、異常プリオンたん白が脳内に蓄積することで、進行性痴呆や運動障害などの障害をおこす病気です。その変異型である変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)は、1980年代~2000年代初めころまで英国を中心とした地域で発生したもので、原因は狂牛病に罹った牛の肉を摂取したことだと考えられています。
当クリニックで使用する「メルスモン」は、この時期に、それらの地域に滞在経験のある人の胎盤は原料としていません。また製造工程での、塩酸による高熱処理の実施により、ホルモン及びたん白質は分解されています。
献血制限及び臓器提供制限について
vCJDに関し、世界的にみると輸血や移植による感染が疑われる症例の報告もありますが、これまで、「メルスモン」によると思われるvCJDの感染は報告されていません。しかし理論上、vCJD等への感染のリスクはゼロとはなりません。
そのため、「メルスモン」を含む、ヒト胎盤由来の医薬品を使用している人は、献血することができず、臓器提供も原則として控えることが求められています。
※臓器提供の場合、移植希望者が医師から適切な説明を受けた上で、提供を受ける意思を明らかにしている場合の提供は可能です。
プラセンタの料金
1回…0000円
AGA治療
男性型脱毛症(AGA/Androgenetic Alopeciaの略)は男性ホルモンの影響による脱毛症のことを指します。特徴としては、前頭部と頭頂部の毛髪から薄くなっていくことで、最終的には毛髪がない状態になってしまいます。
原因としては、「Ⅱ型5αリダクターゼ(還元酵素)」と呼ばれるものが深く関わっています。これは毛包の毛乳頭細胞や毛母細胞に存在するもので、特に前頭部と頭頂部の細胞に多く存在しているため、その部分から薄毛になっていきます。
AGAが発症する仕組みは、「Ⅱ型5αリダクターゼ(還元酵素)」が、男性ホルモンである「テストステロン」を、より強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」に変換する特徴を持っており、このジヒドロテストステロンが毛母細胞の分裂を抑制することによると考えられています。
AGAの治療としては、治療薬は、この「5α還元酵素」による「ジヒドロテストステロン」への変換を抑え、脱毛の進行を抑える働きを持つ治療薬を用います。薬剤には、プロペシア(有効成分:フィナステリド)やザガーロ(有効成分:デュタステリド)などの内服薬があります。さらにミノキシジルを併用することもあります。これはもともと血圧降下薬として開発されたもので、副作用として多毛の症状が見られたことから薄毛治療に転用されるようになったものです。
どれも6か月以上の投与により、効果を実感でき始める例が多く、また使用をやめた場合、再びAGAが進行します。根気よく続けることが大切な治療ですので、当クリニックでは患者様ひとりひとりに合わせ、、医師の診断のもと、患者様ともご相談しながら、治療を進めて参りますので、まずはお気軽にご受診ください。
AGA治療薬の副作用
プロペシアについて
AGA治療薬として世界で初めて製品化されたものとして知られており、すでに世界の約60か国で承認されています。副作用としては、初期の脱毛や男性機能の低下(勃起機能不全、リビドー(性欲)減退、射精障害、精液量減少など)、下痢や胃の不快感、肝機能障害、うつ症状などの可能性があると、臨床試験を通じて報告されています。
ザガーロカプセルについて
もともと前立腺訴肥大症の治療薬として誕生した薬で、日本ではAGA治療薬としても承認されたものです。副作用としては、男性機能の低下(勃起機能不全、リビドー(性欲)減退、精液量減少、射精障害など)が報告されています、また1%未満の発生確率ですが、発疹、頭痛、抑うつ、胃不快感、乳房の女性化・痛み、また肝機能障害、アレルギー反応、むくみ、めまいなどの症例も報告されています。
ミノキシジルについて
毛乳頭細胞を刺激することで毛を太く長くし、毛をつくりだす毛母細胞を増やす成長因子の促進を図る外用薬です。副作用としては、初期脱毛、皮膚炎、動悸・息切れ、頭痛・めまい、手足や顔のむくみなどが現れる場合があるほか、まれに肝機能障害や心疾患を引き起こす可能性があります。もともと高血圧の薬として開発された血管拡張作用のある降圧薬ですので、高血圧の治療中の方は、治療薬の降圧剤と同時に服用すると、効果が二重に出てしまいますので、必ず医師にご相談ください。
これらの症状は、服用後すぐに現れたり、長期にわたっての服用後に現れたりと様々です。患者様の体質によっても異なりますので、医師にご相談ください。
AGA治療の料金
1回…0000円
ED治療
ED(勃起不全/Erectile Dysfunction)とは、「ED診療ガイドライン」によると、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」と定義されています。原因としては、ストレスなどの心因性のもの、加齢や生活習慣病、神経系の障害などによるもの、他の病気の治療で使用している薬剤によるものなどが考えられています。
EDの治療法としては、原因に応じて、心理療法やホルモン療法、薬物療法、また手術などがありますが、近年では、「バイアグラ」「シアリス」「レビトラ※」といった、複数の有効な治療薬が開発されています。当クリニックでは、これらの治療薬によるED治療を行っています。
※レビトラはジェネリックの医薬品となります。
EDの治療薬は、「PDE5阻害薬」に分類されるもので、平滑筋の弛緩を促し、陰茎海綿体への血流を増加させて、勃起機能を正常にするものです。
それぞれの治療薬は、種類によって、効果の強弱や持続時間の長短、また副作用の出方も異なります。また心疾患や肝機能障害などの持病の有無によっては使用できない薬もあり、さら別の疾患(循環器疾患など)の治療薬とは同時に服用できないものもありますので、しっかりと医師の診断を受け、医師の指示に従って服用することが非常に重要になります。
当クリニックでは、患者様の症状やライフスタイル、持病の有無、さらに様々なご希望を踏まえ、患者様に適したものを処方し、使用法や注意事項などを、しっかりと、丁寧にご説明させていただきます。
ED治療薬の副作用
バイアグラについて
バイアグラは1999年に製造販売が承認されたED治療薬です。比較的効果も強く、実績のある薬剤です。副作用として以下のようなものが現れることが多いとされています。
- ほてり、顔が赤くなる、めまいなど
- 頭痛
- 動悸
- 胃腸機能の低下による消化不良、腹痛、嘔吐、胸やけ等
- 目の充血、視覚異常
- 鼻づまり
レビトラについて
レビトラは2004年に製造販売が承認されたED治療薬です。バイアグラよりも比較的効果が強く、早く現れるとされています。副作用として以下のようなものが現れることが多いとされています。(現在、レビトラは発売されておらず、そのジェネリック薬品となります。)
- ほてり
- 動悸
- 頭痛
- めまい
- 鼻づまり
- 胃腸機能の低下による消化不良、腹痛、嘔吐、胸やけ等
シアリスの副作用
2007年に製造販売が承認されたED治療薬です。バイアグラやレビトラと比較して、効果が緩やかですが、その分、長門持続するとされています。前記2剤に比べ、副作用は少ないとされていますが、心臓疾患等がある方は服用できません。副作用として以下のようなものが現れることが多いとされています。
- ほてり、顔が赤くなる、めまい
- 頭痛
- 胃腸機能の低下による消化不良
- 背部痛、腰部痛、筋肉痛
- 目の充血
- 鼻づまり
※上記の症状は一時的に血管拡張が起こるために引き起こされるもので、そのほとんどは後遺症が残るようなものではなく、薬の効き目の消失とともに改善されます。
※それぞれの薬には、使用できない方、併用できない薬などが厳密に定められています。詳しくは医師にお尋ねください。
ED治療の料金
1回…0000円
- 院長
- 平野大介
・医学博士
・藤田医科大学客員講師
・日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
・日本リウマチ学会 リウマチ専門医
・臨床研修指導医
・愛知県難病指定医 - 診療内容
- 内科・リウマチ科
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